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「黄河と戦ってはいけない。黄河を遊ばせることが大切」

2024/09/02

寄りそうゾウの一言

優遊自適 中国の古典『礼記』の中の「学記」より

中国は古来から、延々4千キロ以上もある「黄河」の治水で苦しめられ、

当時の禹王は、その治水工事に奔走し、9年もの間家に帰らなかった。

その禹王が、最後に到達した結論は、

「黄河と戦ってはいけない。黄河を遊ばせることが大切」

黄河が大氾濫した時、どう流れたかをじっと見て、流れたとおりに水路をつければ、奔馬のごとき黄河も、

宥めることができるというもの。

水は制圧しようとするのではなく、自然に流れるままにし、ゆったりと遊ばせるほうがいい。

ここから優遊自適という熟語が生まれ、これがあらゆる人生観に適用されるようになった。